2016年8月14日
お盆です
仏も昔は人なりや
我らも終わりは仏なり
三身仏性具なる身なり
知らざりけるこそ
あわれなり
これは、平安時代に老若男女、身分を問わず
誰もが口ずさんだ流行歌(梁塵秘抄)のひとつ。
編者は後白河法皇。
釈迦も普通の人間として悟りを開いた。
人間も法・報・応の三身仏性を備えている身なのだから
悟りの境地に達することができる、というような意味です。
お盆を迎える今日、客殿の床に掛けてみました。
私は、はじめの2行が好きです。
「永遠不滅の真理を説いた釈迦も人間だった。
無常の人格者でもない普通の人間である私達。
だがしかし、終には仏となる身なのだよ。」
と問いかけられているようです。
みなさま。
先に仏となったご先祖さまと共に、すこやかなお盆をお過ごしください。
花は、松本せんのう、ききょう、秋海棠。 だいこく記
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